2019年8月、とんこつ醤油らーめんの名店「金沢麺屋達」の一番弟子・武田年光さんがオープンした「金沢麺屋達 武我 和倉店」が話題になっています。
「武我」を冠するお店は、金沢・久安店に続く2店舗目。本店での修行をベースに「無我の境地、無我夢中で極める」の意味を込め、日々ラーメン道をまい進中です。
そのこだわりのひとつが「豚骨スープ」。豚ガラと鶏ガラを100分の1単位で緻密に配合し、大きな寸胴鍋からはみ出るほどの量を入れ、強火で煮ること10時間以上。
骨の形がなくなるまで煮込んだスープはコクと旨味がギュッと濃縮し、本店とはまた違った深い味わい。1㏄、1g単位でこだわった大野醤油や魚介だしのタレ、麺が絶妙のバランスを作り上げます。
看板メニューの「金澤とんこつ醤油」はもちろん、「武我」が独自に開発したメニューもおすすめ。
豚骨スープをベースに、サバ節、カツオオイル、昆布、煮干しなどをブレンドした「武我魚介とんこつ」は魚介の風味たっぷり。武田さんの故郷でもある“能登”を濃厚に感じさせる逸品です。とんこつラーメンが重く感じる人や女性なら「あの日の醤油そば」を。鶏ガラスープをベースに仕上げたあっさり味が魅力です。
厳選した国産小麦を使った細麺・中太麺は、モチっとした食感とほどよいコシが自慢。スープとのからみも抜群です!
またサイドメニューも充実。大きめの鶏モモ肉を高温でサクッと揚げた「金澤醤油からあげ」、口に入れると旨味たっぷりの肉汁が広がる「ギョーザ」などがあり、からあげは持ち帰りもできます。
※店外のお持ち帰りコーナーで「金澤醤油からあげ」「特製チャーシュー」を販売。営業は水~金曜の14:30~15:30
店奥の広い厨房スペースには、ガスコンロやガスフライヤーがずらり。金沢で修業中からガス機器のメンテナンスを担当している西田さんいわく、「これだけガスを駆使しているラーメン屋さんは珍しい」とか。
その理由を武田さんにたずねると、「火があると安心して仕事ができるんです」とひと言。スープの骨を溶かすほどの長時間の強火、チャーシューのとろける食感を生み出すトロ火の火加減も「ガスだからできること」と言い切ります。
スープを炊く10数時間はずっと付きっきりで見守るという武田さん。「一生をかけて美味しいラーメンを追求し続ける」という炎のような情熱で作る「武我」のラーメン。食べてみると、きっと違いがわかるはずです。
エネオス グローブエナジー株式会社の西田智和さんと武田さん
石川県七尾市光陽台41
TEL: 0767-57-5741
営業時間:11:00~14:30、17:30~20:30(土・日曜、祝日は11:00~15:00、17:30~20:30)
定休日:月曜夜(祝日の場合は翌日)