金沢各地で店舗展開してきた「一石三兆」が、2017年に尾山神社すぐ近くに移転オープン。本場韓国の料理店で学んで以来、20年以上韓国料理ひとすじの店長・湊さんが腕をふるう、こだわりのダイニングバルです。
「韓国料理は”野菜”がおいしく食べられる料理」との思いから、野菜と発酵食品がたっぷり食べられる料理を提供。昼はナムルなど野菜料理のビュッフェやサラダビビンバ、夜はタッカルビ、チヂミ、フライドチキンなどバラエティー豊かな韓国メニューが味わえます。
1階はオープンキッチンのカウンター5席、2階はカウンター6席・テーブル12席で6名以上の予約で貸切OK。南町エリアの会社員のランチや女子会スポットとして人気です。
湊さんは、2016年韓国料理世界大会に日本代表として出場した実力派。店内にはその表彰状も飾ってあります。大会出場をきっかけに、「もっと真摯に料理に向き合いたい。手作りで自分が納得できる料理を出したい」と、このお店を始めたのだそう。
キムチやタレリ(合わせ調味料)はすべて自家製。年間2~3回は韓国を訪れて、地元で評判の料理を取り入れるなど、研究に余念がありません。現地のメニューにオリーブオイルや出汁をブレンドしたりとさらに独自のアイデアを加え、辛すぎずマイルドな日本人が「おいしい」と感じる味わいに仕上げています。
本場の味を再現するための湊さんのこだわりのひとつが、トルネンビ(韓国式石鍋)。ある程度温めると、石鍋自らの保温力で調理してくれるため、アツアツを楽しむ鍋料理のタッカルビには欠かせません。目の前でガスを使って石鍋で調理してくれる「チーズタッカルビ」で、そのスゴさが体感できます。
煮立った具材にチーズをのせて上からバーナーで炙ると、香ばしさが倍増! これが本場韓国の食べ方なんだとか。石鍋の上でグツグツ煮える鶏肉と野菜、甘辛の汁とチーズ…その絶妙のハーモニーが味わえます。残った汁にご飯やチーズなどを入れる「〆のチーズオコゲ」もおすすめ。アツアツの石鍋に次々とできるおこげをこそげとって食べましょう。
「こうした石鍋料理の良さを最大限に生かせるのは、炎を見ながら微妙な火加減を自由に調節できるガスだからこそ。表面を焦がしたりとパーツ使いができるのもガスだけです」と湊さん。
炎が生み出す韓国料理の奥深さを見て食べて味わってみてください。
石川県金沢市尾山町13-7
TEL: 076-201-8558
営業時間:ランチ11:00~14:00、ディナー17:00~22:00
定休日:毎週日曜日、不定休あり