辰口エリア中心部でひときわ目立つ、黒いボックス型の建物が目印。シックな外観に対して、店内は大きな窓と高い天井で開放感たっぷり。カウンターやテーブル席のほか個室もあり、カップルや友人同士、おひとり様に幅広く支持されています。
地元出身のオーナー、柿田さんが「辰口にも若者や女性が集えるコミュニティ空間を作りたい」と2015年にオープン。ランチ・カフェ・ディナー・バーと4つの時間帯で料理・音楽・照明がガラリと変わり、シーンに応じていろいろと使い分けられるのも魅力です。
イタリアンやフレンチなど洋食をベースに、ランチやデザート、お酒に合う単品メニューが豊富なガブリ。野菜はほぼ地元産を使用し、ランチの前菜やサラダでたっぷりと味わえます。オープン以来、不動の人気NO.1は「カニのクリームパスタ」。北陸産のカニ身とカニ味噌をふんだんに使った濃厚な味を目当てに何度も足を運ぶ人も多いそう。ゆったりとランチを楽しむには、前菜やデザート付きのボリューミーなロングランチセットがおすすめです。
バーやバルなど接客経験豊富な柿田さんの人柄に惹かれて集まる常連客も多く、「お客さん同士がいつの間にか自然に仲良くなれる」そんな雰囲気がガブリの持ち味。ビールやワインのお供には、ガーリックオイルに旨味がしみ込んだ「海老のアヒージョ」や、10日間かけて熟成する「自家製ベーコン」が大人気です。ガスの強火で仕上げるベーコンの香ばしさがお酒を一層美味しくしてくれます。
「実はガス以外で調理したことがないんです」と柿田さん。プロの料理人にとって、思い通りの仕上がりには、微妙な火加減の調節が欠かせません。火を見ながら、フライパンを動かしながら温度調節するのが、無意識に体に沁みついてしまっているのだとか。「ガスコンロ以外の器具で同じ料理を再現するのは不可能」とまで柿田さんは言い切ります。
最大火力が強いのもガスの魅力。ローストビーフのように、表面を強火であぶり、中心はレアでジューシーに仕上げる調理も、ガスだからこそできる技。柿田さんの「一生、ガスです」という言葉も納得です。
柿田さんは、能美・小松エリアで今、最も勢いのある若手飲食店オーナーの一人と評判。これからもさまざまな挑戦をされていくのが楽しみです。美味しい料理と会話が楽しめるガブリでは、毎週第3日曜の20時からDJナイトも開催しているそう。音楽好きな方はぜひ足を運んでみてください。
株式会社カエツの道券悠一さんと、ガブリ・オーナーの柿田和也さん
石川県能美市辰口町471-5
TEL:0761-48-4665
営業時間:ランチ11:30~13:30、カフェ13:00~14:30(LO14:00)、ディナー18:00~22:00(LO21:50)、バー22:00~24:00
定休日:毎週火曜日